2024.03.01 / 最終更新日時 : 2024.03.01 hrak 賃貸

賃貸借契約の全体像：手続きの流れと必要な期間を解説

これから賃貸物件をお探しになるという方は、いらっしゃいますでしょうか。物件を探すにあたり、入居するまでの手続きの流れについて、全体像を把握しておきませんか。賃貸者契約における手続きの全体的な流れを把握しておくことで、必要な準備や心構えができます。それにより、物件探しから入居までスムーズにできることになるでしょう。

初めて賃貸物件を探す方は、手続きなど不安なことがおありになるのではないでしょうか。この記事を参考にしていただき、賃貸借契約の全体的な流れを把握してみてください。事前に知っておくことで、安心して手続きを進めることができると思います。すでに賃貸借契約を経験している方でも、流れを思い出してみたり、必要な期間の再認識などに活用いただければと思います。

賃貸借契約の全体的な流れについて解説しております。手続きの流れや手続きに必要となる期間なども解説しておりますので、参考にしてみてください。手続きの全体像を把握して、物件探しから入居までスムーズに行うと同時に、希望する物件にめぐりあえることを願っております。

1. 賃貸借契約の流れ

1-1. 賃貸借契約の全体的な流れ

賃貸借契約の全体的な流れは下記の通りです。順を追って解説していますので、これから物件をお探しになる方などは参考にしてみてください。

①物件探し（問い合わせ）: まずは、物件を探すことになります。あらかじめ、事前に希望条件を整理しておきましょう。そして、物件の検索サイトなどで、希望条件に合う物件を探します。

希望条件に合う物件が見つかった場合は、不動産屋に問い合わせを行いましょう。検索サイトの情報だけではわからないこともあると思いますので、問い合わせを行い確認すると良いと思います。

また、希望条件に合う物件が見つからない場合などは、別の方法で物件を探します。それは、直接、不動産屋に問い合わせるという方法です。希望条件などを伝えると不動産屋が探してくれると思いますので、希望物件が見つからない場合や探し方がわからない場合などは不動産屋に問い合わせを行うとよいでしょう。

②物件の内見: 不動産屋に問い合わせを行った際や不動産屋に訪問した際に、気に入った物件が見つかった場合は、内見の予約をしましょう。気になる複数の物件をいくつかあわせて内見することで、物件の比較などを行えるので物件を決める際の判断がしやすくなります。

また、別の記事にて内見のポイントをまとめていますので、参考にしてみてください。
⇒　内見のポイント

③申込（初期費用の確認）: 気になる物件の内見をして住みたい物件が決まれば、申込を行います。まずは、初期費用の見積もりをもらい、内容を確認してください。問題がなければ、入居申込書に必要事項を記入して申込を行います。

④入居審査: 貸主側で入居審査が行われます。その際に、連帯保証人へ連絡が入る場合もありますので、事前にその旨を連帯保証人へ伝えておきましょう。

また、別の記事にて入居審査の内容をまとめていますので、参考にしてみてください。
⇒　賃貸借契約の入居審査

⑤重要事項説明: 入居審査に通過すれば、契約の手続きとなります。不動産屋へ足を運び、契約手続きを行います。

はじめに、重要事項説明を受けることになります。物件の仕様や賃貸条件などの説明をされますので、内容をしっかりと確認しましょう。不明点などがあれば、遠慮せずにその場で確認するようにしてください。

⑥契約: 申込時などに契約に必要な書類を案内されていると思いますので、必要書類を持参して契約手続きを行います。契約内容を確認して問題がなければ、契約を行います。

また、初期費用の入金については申込の際などに案内があると思いますので、内容を確認して期日までに入金を行いましょう。原則として、この「契約」の前までに支払うことになります。

⑦入居（物件の引渡し）: 契約手続き、初期費用の入金が終われば、鍵の引渡しが行われます。契約時に引渡し日についての案内があると思いますので、その日に鍵の引渡しを受けて入居することになります。

2. 入居までの期間

2-1. 入居するまでにかかる期間

賃貸借契約の全体的な流れについて、解説しました。では、それらの手続きにかかる期間はどれくらいなのでしょうか。物件探しから入居できるまでの期間の目安について、解説したいと思います。

①物件探し（問い合わせ）: 1～2週間ぐらい

物件の希望条件を考える時間を含めて、このくらいかかるのではないでしょうか。希望条件に合う物件がすぐ見つかるかどうかで、必要となる期間がかわってきます。

②物件の内見: 1日～2週間ぐらい

内見の1日目で物件が決まれば、1日で終わります。希望の物件にめぐりあえなければ、もう少し期間が必要となります。

③申込（初期費用の確認）: 1日～1週間ぐらい

申込では、初期費用の確認や入居申込書への記入などがあります。内見後に即日対応できれば、1日で終わりますが、別日となりますとそれに合わせて期間が必要となります。

④入居審査: 3日～1週間ぐらい

入居審査を行う側や申込者により、審査に要する日数が異なりますが、このぐらいの期間が目安となります。

⑤重要事項説明: 1日

契約手続き時に行われますので、契約手続きを行う日と考えていただければと思います。

⑥契約: 1日～1週間ぐらい

契約手続き自体は、1日で終わると思います。不動産屋に行ける日がなかなかとれない場合や入金対応などを考えると、目安としてこのぐらいの日数が必要になるのではないかと思います。

⑦入居（物件の引渡し）: 1日

鍵の引渡しは、1日で終わると思います。
契約手続き、初期費用の入金が終われば、鍵の引渡しが行われます。契約時に引渡し日についての案内があると思いますので、その日に鍵の引渡しを受けて入居することになります。

物件の検討から入居までにかかる期間の目安として、早い人は、2週間ぐらい。ゆっくり検討する人は、2ヵ月ぐらいではないでしょうか。

3. まとめ

賃貸借契約の全体的な流れについて、解説しました。物件探しをこれからはじめるという方などは、家を借りるまでの流れを事前に知っておくことでスムーズな入居ができるのではないでしょうか。入居するまでの流れだけではなく、入居するまでに要する期間についても把握しておきたいのではないかと思いますので、期間についてもあわせて解説しました。探す方や希望物件にめぐりあうタイミングにより必要な期間がかわってきますが、目安としてお考えいただければと思います。

契約の流れについて不明点がある方や、物件探しをお願いしたいなどというご要望がある方などは、遠慮なくご連絡いただければと思います。希望の物件にめぐりあえるお手伝いをさせていただければと思います。