老後の悩み「持ち家」、「賃貸」どっち?これで解決できるかもしれません
人生長いですので、老後について考える機会もあるかと思います。生活の中でも重要な「住宅」について、焦点をあてたいと思います。住宅購入を検討される方の中には、老後を見据えている方もいることと思います。疑問として思い浮かぶであろう、「持ち家」と「賃貸」とでは、どちらを選択するのが良いのでしょうか。そのような疑問に答えていきたいと思います。
人生はいろいろと考えることがありますよね。今回は、老後の住宅について考えてみたいと思います。「持ち家」か「賃貸」か、についてです。安心した老後の生活を送るためにも、どちらが良いのかを考えてみていただければと思います。
1. 老後の住宅問題
1-1. 老後の住宅はどうする?
突然ですが、生活の三大要素は、衣・食・住です。住居はとても大切です。住居は永遠のテーマです。ちょっとおおげさかもしれませんが、その住居について考えてみたいと思います。
ある程度年齢を重ねると、老後について考えるようになると思います。若い方でも将来を見据えて、老後のことを考えていらっしゃる方もいることと思います。その際、やはり「住居」について考えられるのではないでしょうか。
そこで、「老後の住宅をどうするのか」について、見てみたいと思います。
1-2. 老後の住宅はこれで決まり
結論から言います。老後の住宅は、「ライフスタイルに合わせるべき」です。人によりライフスタイルや考え方が異なるように、住宅の選択も人により異なると思います。
これでは、当たり前のことを言っているだけで終わってしまいます。次項からは、「持ち家」、「賃貸」、それぞれのメリット・デメリットを紹介したいと思います。それらを参考にすることで、どちらにするのかの選択ができるようになるのではと思います。
2. 持ち家のメリット・デメリット
2-1. 持ち家のメリット
持ち家に住む場合、下記のメリットが考えられます。
持ち家のメリット
- 住宅ローン等を完済している場合、「家賃」相当分がかからない
- 生活スタイルに合わせて改装ができる
- 資産として残る
2-2. 持ち家のデメリット
持ち家に住む場合のデメリットは、下記のものが考えられます。
持ち家のデメリット
- 固定資産税がかかる
- 修繕費がかかる場合がある
- 相続について考える必要がある
- 住み替えが簡単にできない
2-3. 持ち家のまとめ
住宅ローンの支払いが終わっている場合は、毎月の費用がかかりません。
ただ、毎年「固定資産税」の支払いがあります。さらに、居住期間が長いと住宅の補修が必要になってきますので、修繕費が必要となります。
税金や修繕費などの維持費がかかりますが、住宅が資産として残ります。
生活している中で、「この方が生活しやすい」や「部屋の雰囲気をかえたい」などといった場合に、改装が自由にできます。しかし、改装ではなくて、「住宅ごと替えたい」と考えても、簡単に別の住宅へ住み替えるということは難しくなります。
これら以外では、相続の問題が残ります。住んでいる方が亡くなられた後、その「住宅」を誰に相続させるのかなどの相続問題を考えておく必要があります。
3. 賃貸のメリット・デメリット
3-1. 賃貸のメリット
賃貸に住む場合のメリットは、下記の通りです。
賃貸のメリット
- 固定資産税などの税金がかからない
- 修繕費がかからない
- 相続について考える必要がない
- 住み替えがしやすい
3-2. 賃貸のデメリット
賃貸に住むデメリットは、下記の通りです。
賃貸のデメリット
- 家賃がかかる
- 更新料がかかる
- 改装について制約がある
- 資産として残らない
3-3. 賃貸のまとめ
毎月、家賃を支払う必要があります。さらに、契約の更新のタイミングで更新料を支払う必要があります。
その反面、固定資産税などの税金や建物の修繕費などはかかりません。
自分の生活に合わせて、お部屋を改装したいと思っても改装はできません。ただ、お部屋自体を替える場合の住み替えのしやすさはあります。
賃貸しているため、資産としては残りません。それは、相続について考える必要がないということでもあります。
4. まとめ
いかがでしたでしょうか。「持ち家」、「賃貸」、それぞれの良しあしがあると思います。そのため、一概にこっちの方がいいとは言えません。みなさまのライフスタイルにより、どちらがより適しているか、自分の考え方になじむのかなどがかわってくるのではないでしょうか。
いずれにしても、早い段階から老後の住宅について、考えを整理しておくのが良いと思います。そのことは、安心した老後の生活を送ることにつながるのではないでしょうか。
5. Q&A
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老後の住宅は、「持ち家」と「賃貸」どちらが良いのでしょうか?
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どちらが良いということは、一概には言えません。それぞれの良しあしがあり、みなさまのライフスタイルによりどちらを選択するのが望ましいのか、ということが異なってくるためです。
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老後の住宅を考えることは必要でしょうか?
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考えておいた方が良いと思います。生活の三大要素(衣食住)の一つである「住居」について考えることは、安心した老後の生活を送るためにも必要なことではないでしょうか。