ベランダとバルコニーの違いとは？注意点も知っておこう！

1. ベランダとバルコニーの違いについて知ろう

1-1. ベランダの定義

ベランダは、建物の外側にせり出して造られたスペースで、屋根があるものを指します。
マンションなどの場合、ベランダのスペースの真上がちょうど上の階のベランダであり、下の階の屋根の構造になっています。そのような場合は、ベランダとなります。

1-2. バルコニーの定義

バルコニーは、建物の外側にせり出して造られたスペースで、屋根がないものを指します。ただし、2階以上のものを指します。
また、下の階の屋根の部分を利用して作られたバルコニーのことを、ルーフバルコニーと呼びます。

1-3. テラスの定義

ベランダやバルコニーに似ているものにテラスがあります。テラスとはどういったものを指すのでしょうか。
テラスとは、マンションなどの1階部分で、屋根のないスペースをテラスと呼びます。

1-4. ベランダとバルコニーとテラスの違いとは？

ベランダーとバルコニーの違いは、同じく建物の外側にせり出して造られたスペースですが、屋根の有無の違いがあります。

バルコニーとテラスの違いはどうでしょうか。同じく屋根のないスペースですが、階数により呼び方が異なります。

2. ベランダやバルコニーやテラスの使用上の注意点

2-1. ベランダやバルコニーやテラスは専有部分？共用部分？

マンションなどの集合住宅には、専有部分と共用部分があります。
専有部分は、個別の住戸に帰属し、住民は自身のスペースとして自由に利用できます。一方、共用部分は、住民が共同で利用できるスペースとなります。

では、ベランダやバルコニー、テラスは、専有部分と共用部分のどちらに該当するのでしょうか。各戸の居住スペースに付設された造りのため、専有部分と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、どれも共用部分に該当します。

共有部分にあたりますので、勝手に仕様を変更することはできません。管理規約のルールに従った利用をしましょう。
居住する前に契約書や管理規約をよく確認し、使用上のルールを理解しておくことが大切です。

2-2. 避難経路をふさがないように

ベランダやバルコニー、テラスの配置やデザインにおいて、避難経路を塞がないように注意しましょう。災害時や緊急時には迅速な避難が可能であることが重要です。

例えば、緊急時の安全な避難経路を確保するために、ベランダやバルコニーなどにある蹴破り戸の横や避難はしご扉の上に物を置くことはできませんので、注意しましょう。

ベランダやバルコニー、テラスの利用においては、避難経路をふさがないように注意することが必要です。安全な避難が可能なように、使用時の配慮を怠らないよう心掛けましょう。

2-3. 子ども対策を考慮しよう

ベランダやバルコニー、テラスを子どもが利用する場合、安全対策を徹底する必要があります。転落や事故防止のため、適切な監視や安全対策を行いましょう。

子どもは好奇心旺盛で無邪気に行動することがあり、ベランダやバルコニー、テラスでの遊びは事故に繋がる危険性があります。転落やケガのリスクを最小限に抑えるためには、適切な対策が必要です。

例えば、ベランダやバルコニーに設置する手すりやフェンスの高さや幅は、子どもの手の届かないように設計することが重要です。また、室外機などを手すりから離しておくことも重要です。

ベランダやバルコニー、テラスを子どもが利用する際は、安全対策を万全にすることが大切です。転落や事故を未然に防ぐために、親や監督者は常に子どもの安全を意識し、適切な対策を講じるようにしましょう。

3. まとめ

本記事では、ベランダ・バルコニー・テラスの違いについて解説しました。それぞれの定義と特徴を理解することで、自宅や住居の屋外スペースをより有効に活用できるでしょう。また、使用上の注意点として、専有部分か共用部分かの確認、避難経路の確保、子ども対策の徹底が重要であることを強調しました。安全な利用と快適な屋外空間を確保するために、適切な対策を講じるよう心掛けましょう。

4. Q&A