自宅などにできた小さい蜂の巣の駆除は自分でできるのでしょうか?

蜂の巣を見たことはありますでしょうか。テレビなどで蜂の巣の駆除を見たことはあるけど、実物は見たことがないという方も多いのではないでしょうか。そのような蜂の巣が自分の家にできていた場合、どう思われますか。正直、怖いと思いませんか。スズメバチであれば、毒も強く大変危険です。

蜂の巣が自宅にできているのを発見したという方はもちろん、これから住宅購入をするという方や我が家は蜂の巣がないから大丈夫と思う方でも、蜂の巣の駆除の方法を知っておくと良いと思います。蜂の巣の駆除について知っておくと、いざという時に落ち着いて対処できると思います。ぜひ、この記事を参考にもしもの時の備えを含めて対策をしていただければと思います。

1. 小さい蜂の巣を発見

1-1. 小さい蜂の巣が自宅にできた?

新築に住み始めてから春になると、家の周辺を蜂が飛んでいたりしませんか。新築に限りませんが、家の周りでちょくちょく蜂を見るなと思うことがありませんか。そして、気付くとよく蜂がいるところに、なんと小さな蜂の巣があるではありませんか。

そのような経験をした方はいませんでしょうか。早めに気付くと、蜂の巣はまだ小さかったりします。それでも蜂の巣なので、いつ刺されることになるかわかりませんので怖いと思います。そのような不安を抱えたまま生活するのは恐怖でしかありません。

なんとかして、蜂の巣を駆除して平和な生活を取り戻す必要があります。しかし、蜂の巣の駆除はどのようにすればよいのでしょうか。それを解決すべく次項から解説していきたいと思います。

2. 蜂の巣の駆除をするには?

2-1. 蜂の巣の種類を確認する

蜂の巣の駆除をする前に、蜂の巣の種類を確認する必要があります。家屋に巣を作る蜂の種類は、主に下記の3種類と言われています。併せて、初期の段階の蜂の巣の形状も記載しています。

特にスズメバチは毒性が強く危険性が高いため、業者などに駆除を依頼するのがよいと思われます。

蜂の巣の種類

  • スズメバチ
    フラスコを逆さにしたような形や巣穴を覆い隠すような円形のものになります。
  • アシナガバチ
    シャワーヘッドのような形で巣穴がいくつもついています。
  • ミツバチ
    多くの六角形の巣穴で構成されています。

2-2. 役所に依頼する

自治体により対応は異なってきます。私有地の蜂の巣の駆除を行っていない自治体もあれば、スズメバチという種類限定で行っていたり、駆除道具の無料貸し出しや駆除業者の紹介を行う場合などがあります。お住まいの自治体に問い合わせをして確認されるのが良いでしょう。

2-3. 業者に依頼する

蜂の巣が大きかったり、小さくても多くの蜂がいるような巣の場合は、駆除するのに危険度が高まります。このような場合は、業者に駆除依頼するのが良いと思われます。業者に依頼する場合はコストはかかりますが、リスクを抑えて安全に駆除することにつながります。また、再発防止対策を行っていたりもしますので、安心してまかせられると思います。

2-4. 自分で駆除する

自分で駆除する場合の判断は、次の点を考慮する必要があると思います。

自分で駆除する場合の判断基準

  • スズメバチの巣ではない
  • 蜂の巣が小さい(15cm以下が目安)
  • 蜂の巣を出入りしている蜂の数が少ない
  • 殺虫スプレーが届く位置に蜂の巣がある

上記の基準を満たしていれば、自分で駆除することもできると思います。ただし、あくまで基準のため、安全とはいいきれません。少しでも不安があるのであれば、業者などに相談されるのが良いと思います。

3. 自分で駆除するには

3-1. 必要な道具

はじめに、駆除に必要な準備をします。必要な道具は下記の通りです。

必要な道具

  • 防護服
    蜂に刺されないようにするためです。蜂に刺されないように服と服の間に隙間ができないような装備をすることが重要です。
  • 殺虫スプレー
    途中で足りなくなると困るので、予備も準備するのが良いでしょう。
  • 懐中電灯(赤いセロハンをかぶせる)
    蜂の活動が静かになる日没後に行うため必要になります。蜂が懐中電灯の光に向かってくると危険なため、蜂が認識しにくい赤いセロハンを貼っておきます。
  • 長い棒
    蜂の巣を落とすために使います。
  • トング
    蜂の死骸や蜂の巣をゴミ袋に入れる際に使用します。
  • ゴミ袋
    蜂の死骸と蜂の巣を捨てるために使用します。

3-2. 駆除の方法

駆除を行う時間帯ですが、蜂の活動が静かになる日没後に行います。手順は下記の通りですので、安全対策を行い慎重に行うのが良いでしょう。

蜂の巣の駆除の手順

  1. 殺虫スプレーが届く範囲に移動する
    赤いセロハンを貼った懐中電灯で足元を照らしながら、蜂の巣から2~3mのところまで向かいます。
  2. 殺虫スプレーを噴射
    風上から巣に向かって殺虫スプレーを噴射します。巣から蜂が飛び出してきた場合も、落ち着いてその蜂に対しても動きがなくなるまで殺虫スプレーを噴射します。
  3. 蜂の巣を落とす
    巣の中の蜂もすべて駆除できたら、蜂の巣を長い棒などを使って落とします。
  4. 蜂の巣や蜂の死骸をゴミ袋にいれる
    落とした蜂の巣や蜂の死骸をトングなどを使用してゴミ袋に入れます。蜂の巣を落とす前に、真下にゴミ袋をセットしておくと入れる手間が省けます。
  5. 蜂の巣があった場所に殺虫スプレーをする
    駆除した時にいなかった蜂が戻ってきて再び巣を作る場合もありますので、蜂の巣があった場所に殺虫スプレーをして予防しておきます。

4. まとめ

一定の条件下のもとで、蜂の巣が小さい場合には自分で駆除することもできるため、方法も併せて紹介しました。今回ご紹介した内容は、自分で駆除することを推奨する内容ではありません。自分で行う場合は、自己責任でご対応いただければと思います。少しでもリスクを感じる場合は、自分で駆除することは避けた方が良いと思います。いずれにしても、蜂の巣を見付けたら早めに駆除することが重要だと思います。また、家の周りで蜂を何度か見かけたということがあれば、蜂の巣を疑って確認されるのが良いかと思います。

5. Q&A

小さい蜂の巣は、自分で駆除できますか?

てんびん不動産

蜂の巣が小さい場合は自分で駆除することもできる場合があります。ただし、以下の場合などは無理に自分で行わない方が安全だと思います。
スズメバチの巣の場合は危険なため、自分で駆除しない方が良いと思います。また、蜂の巣が小さくても蜂の数が多い場合も同様ですし、殺虫スプレーが届かない位置に蜂の巣がある場合も自分で駆除しない方が良いと思います。

自分で蜂の巣を駆除する場合に、必要なものはありますか?

てんびん不動産

下記の道具を準備することで、安全に蜂の巣の駆除を行えると思います。詳細は記事の中に書いてありますので、確認してみてください。

防護服、殺虫スプレー、懐中電灯(赤いセロハンをかぶせる)、長い棒、トング、ゴミ袋