タウンハウスとは何か？テラスハウスとの違いや特徴を解説

タウンハウスという言葉を聞いたことはありますでしょうか。住宅を探す時、戸建てにしようか、マンションにしようか、と悩むことがあると思います。タウンハウスというのも、それらのような住宅スタイルを表しているのです。

この記事では、タウンハウスとは何か、そのメリットやデメリットについて解説します。また、似たような言葉でテラスハウスといった言葉があります。タウンハウスとテラスハウスの違いについても明らかにしたいと思います。

1. タウンハウスとは

1-1. タウンハウスの定義

タウンハウスとは、集合住宅の一種で、隣の住宅と壁がつながっている住宅のことです。敷地については、共有となります。イメージとして、一戸建てが連なったマンションといった感じです。敷地内に整備された共有の駐車場や庭などを、全住人が使用するような形になります。

1-2. テラスハウスとの違い

似たような言葉に、テラスハウスというものがあります。テラスハウスとは、タウンハウスと同じく、集合住宅の一種で、隣の住宅と壁がつながっている住宅のことです。タウンハウスとの違いは、敷地が専有ということです。各住宅にそれぞれ敷地の所有権があります。駐車場や庭などについても、それぞれの住宅に整備され、専用で使用するような形になります。

2. タウンハウスのメリットとデメリット

2-1. タウンハウスのメリット

タウンハウスのメリットは、以下の通りいくつかあります。

戸建てのような生活ができる

マンションと違い、上下階に他の住人がいるわけではないため、騒音等を気にすることなく生活できます。また、共有の廊下などがなく、玄関からすぐ外に出ることができますし、エレベーター待ちなどの心配もありません。

通常の一戸建てに比べると安い

タウンハウスは、構造部分を共有するため、建築費用が安く抑えられます。そのため、通常の戸建てと比べると、安く購入できたり、賃貸できたりします。

共有スペースを使用できる

タウンハウスは、敷地が共有となっています。そこに庭などが備えられ、住人同士で使用することができます。そのため、コミュニケーションを図りやすかったりします。

2-2. タウンハウスのデメリット

次にデメリットについて、挙げてみます。

音漏れが気になる

上下階は、気にする必要はありませんが、隣の生活音が気になることがあります。隣の住宅とは壁を隔てて隣り合わせとなっていますので、騒音が気になる可能性があります。その場合、隣の住宅と接している壁側に、家具を置くなどして、対策する必要があります。

風通しや採光が気になる

隣の住宅と接している面に窓を設けることはできませんので、窓を配備する面が限られてしまいます。前面が大きな道路に面しているなどの事情により大きな窓を設けることができない場合は、風通しや部屋の明るさに影響が出てくるという懸念があります。

物件数が少ない

戸建てやマンションに比べ、物件数が少ないです。タウンハウスの物件を探す場合は、こまめにインターネットで情報収集したり、不動産屋に相談するのがよいでしょう。

3. タウンハウスに住む

3-1. タウンハウスのライフスタイル

小さな子どものいる家族など、階下への足音を気にする必要がないなどといった、戸建てのような生活ができ、住宅の購入費用や賃貸費用などを抑えたいといった方が向いているのではないでしょうか。また、庭付きの物件で、子どもを遊ばせたり、家庭菜園を行いたいという方も快適に生活できるのではないでしょうか。

3-2. タウンハウスの探し方

先述の通り、戸建てやマンションに比べて、物件数が少ないです。不動産のポータルサイトなどで検索することができますが、思うように見つけられない可能性もあります。

別の方法として、不動産屋に相談することが考えられます。不動産屋に条件とあわせて相談することで、条件に合う物件やそれに近い物件などを探してもらえると思います。いずれにしても、物件数が少ないため、早めに動くのがよいと思われます。

4. まとめ

タウンハウスについて、テラスハウスとの違いについても触れながら、紹介しました。メリットやデメリットがそれぞれありますので、内容を確認してみて、「いいかも」と思った方は、住宅探しの選択肢に加えるのもよいのではないでしょうか。

ただ、物件数が少なめになりますので、希望の物件に出会えるまで時間を要するかもしれません。そのため、不動産屋などに相談して、できるだけ早く希望物件に出会るように動かれるのがよいと思います。

5. Q&A